毛筆検定で字を

ペン講座とは別ものだ!

最近は、ボールペンを使う人が増えて、毛筆を使う機会は年賀状や冠婚葬祭の記帳程度という方も増えてきました。その一方、年賀状や冠婚葬祭の際の文字は、他人から注目されることが多く、こうした機会にきれいな字を書きたいと考えている方も多いものです。ボールペンを対象としたペン講座は通信教育をはじめ、書店でも練習帳を手軽に手に入れることができます。ペン講座の場合、まっすぐな線や円を描く練習から始めて、無理なくきれいな字が書けるように工夫されています。ボールペンの文字が上達すれば、毛筆にも対応できると考える方も多いのですが、実際にはそうとはいえず、毛筆とペン講座は別なものと考えた方がよさそうです。毛筆の上達を目指すときには、毛筆専門の通信講座や通学講座を利用するのが効果的です。通信講座の場合には、特に小筆文字に力を入れたレッスンを受講することが可能です。書道の道具もセットになっていることがあり、思い立ったらすぐに始められます。レッスンは筆の手入れや書くときの姿勢、持ち方など、基本から始まりますから、安心してスタートすることが可能です。なぞり書きで、きれいに書けるコツを学ぶことができます。実用的な講座の場合には、氏名や住所、カタカナなど、普段の生活で使用する頻度の高い文字を重点的に指導してもらうことができます。また、通学講座では、講師からその場で自分の文字を添削してもらうことができますから、改善点が分かりやすく、上達のスピードが速くなります。目標を持って取り組む場合には、毛筆書写検定などを目指して取り組むのも良いでしょう。毛筆書写検定は、5級から準1級、1級まで6段階のレベルが設けられています。自分のレベルに応じて申し込むことができますから、上達のモチベーションを保つことができます。毛筆書写検定には「実技」のほかに、筆順や読みを応える「理論」もあり、文字の基本からしっかり学ぶことができます。

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